こんにちは。井上りかです。
3歳くらいの子どもたちって少しずつ言葉でコミュニケーションができるようになってきて、子育てしている側も楽しい面がぐっと増えてきますよね。
発することができる言葉に個人差があっても、おともだちや大人が発する言葉をよく理解してちゃんとリアクションで返してくれます。
子育ての悩みは尽きないけど、イヤイヤ期もこなれてきたし、少し楽になるかしら、、、
なんぁて油断していると、、、
『おかあさん、ガチャガチャしたぁぁぁい!!!』
とガチャガチャ※コーナーの前で寝っ転がって大暴れする我が子と30分格闘して根負けした筆者です。
※ガチャガチャ…カプセルトイのこと。参照:http://xn--o9j0bk5t7cqhlg.com/552.html
ほんっとうに子育てってうまい具合に課題が準備されていますね。
週末の買い出しが足りなくて、急遽、保育園のお迎えの後に子どもを連れて夕飯のお買い物。自分ひとりで行くと30分もかからない買い出しが、子どもを連れて行くと一気に予測不能に!?
小さなお子さんのいるおかあさん、おとうさんが画面の向こう側で大きくうなずく様子が目に浮かぶようです。
子どもを連れて行くと一気に大変になる買い物ではありますが、その一方で、子どもにとっては大切な社会勉強の一環です。
・自分の家庭に合ったスペック、ボリューム、また、家計にふさわしい価格の物を探す
・その中で買うものを選ぶ
・買うまでは、粗末に扱わない
・レジに行って「(お会計を)お願いします」と言う
・お金を払って、やっと選んだ品物が手に入る
・会計が終わったらレジの人に「ありがとうございました」とお礼を言う
いかがでしょうか?
おかあさん、おとうさんが普段何気なくやっている買い物でも、子どもに教えるべき大切なことが盛りだくさんですね!
話が少し脱線しましたが、、、
我が子にまた一つ社会勉強の機会をあげられた、、、とホッとしたのもつかの間!?
『おかあさん、ガチャガチャしたぁぁぁい!!!』
あ、、、今日の社会勉強はまだ終わりではなかったみたい・・・^^;
さて、普段のあなたは、こんな時どう対応しますか??
・たまたま来た買い物だし、ガチャガチャくらいだったらいいかぁ。明日も会社で早く寝たいから、早く終わらせてとっとと帰ろう!
・ここで子どもに譲ったら、一生懸命ごねれば買ってもらえる、と思われて困る。何が何でも買わずに帰るぞ!
というわけで、子どものためになる対応がどのようなものなのかを考えてみました。
<目次> 1.子どものおねだりが手ごわいのはなぜ!? 2.ルールを作って自律を促す 2-1.ルールは簡単!①買う回数、②タイミング、③予算 2-2.いざ実践!すんなりいかなくて当たり前 3.おかあさん、おとうさんもちゃんとルールを守りましょう! ◆まとめ |
子どものおねだりって、慣れるているおかあさん、おとうさんにしてみたら朝めし前かもしれませんが、多くのおかあさん、おとうさんは、それなりに大変な思いをされていると思います。
ところで、あなたのお子さんのおねだりはどんな感じですか?
・とにかく、手に入るまであの手この手で親を困らせる。床に寝転ぶのは普通。こちらも良くないと思いつつ、その場を収めるために買ってあげる。
・昨日買ったから今日はなしだよ、と言うとすごいムスッとした顔をして仕方なく諦めますよー。
・ばあば、じいじに買ってもらおう、とその時は何とか言い逃れできている。
などなど
「あ、今日は買ってもらえないんだねーしようがないや」ってあっさり諦めるお子さんはごくごく少ないようですね。
子どもがおねだりをする理由はいたって単純です。
私たち大人同様に“自分の好きなものが欲しいから”。
でも、私たち親みたいに『お金が十分にないから、欲しいけど我慢しよう』とはなりません。ただただまっすぐな要求を突き付けてきます。我慢をする理由がない、という点は大人との大きな違いですよね。
つまり、、、
子どものおねだりが手ごわいのは、
とにかく今欲しい、かつ、我慢をする大人の理由(お金がない、相応しいタイミングではない、など)が通用しないから
なのです。
だから、『お金がないから~』『誕生日(クリスマス)にね~』は通用しにくいのです。
えぇ!ルールですかぁ、、、
あ、もしかして、ガッカリされましたか?
でも、よーーーく考えてみましょう。
世の中って、ルールがあるから生きている人みんなが調和して生きていけるのですよね!
さらに、ルールは第3者なので、誰も悪者になりません。
(日ごろからいろいろなルールに対して、ルールが悪い!と思われることが多い方は、本ブログはお読みにならない方が良いです^^)
ルールはすべての人の味方なのですよね。
ルールは私たちを悪から守ってくれます。
だから、ルールを守らない方はルールが守ってくれないのですよね。
へぇ~、ルールってすごい!
ちなみに、ルール=調和がないと、子どもは願望を抑えられなくなったり、我慢ができなくなったり、他人への思いやりが持てなくなります。そのまま大人になってしまったら・・・
さらに言うと、ルールがない家族は崩壊します。それは、家族みんなが自分勝手な都合で相手を悪く思う思考回路が出来上がってしまい、みんながお互いを悪く思って、ばらばらになってしまうからです。家族だからこそ、もめごとが起こることにはルールを設けましょう!
ルールがあると、家族みんながお互いへの思いやりが持てるようになります。それが子どもたちの心の成長のベースになります。
①買う回数
②タイミング
③予算
お子さんも理解できる3点、これだけで十分です!
あと、大切なことは、
子どもと話し合って、その理由もいっしょに考える
ことです。
おかあさん、おとうさんが勝手に決めて、こうすることにしたよ!と子どもに宣言してはだめですよ。
なお、2,3歳くらいのお子さんは、コミュニケーションに個人差があると思うので、こうするね!いけそうかな?と聞いてみる、で良いです。お子さんに意見があれば、ぜひぜひ取り入れてください。
ところで、どんな理由が相応しいのかしら?そうこられると思いました!
お子さんの育っている環境に応じて適当にアレンジすればよいと思います。
~ 我が家の例 ~
①買う回数:週1回(おかし、または、ガチャガチャのどちらか)
◆理由
保育園に一週間がんばって行ったご褒美だから週一回だよ。
おやつは保育園で毎日食べているから、おかあさんが買うのは週1回だよ。
ガチャガチャは買ったら大切にしてほしいから週1回だよ。
②タイミング:金曜日 ※鉄則ではない。
◆理由
保育園に一週間がんばって行ったご褒美だから金曜日に買うよ。
③予 算 :おかし→100円+消費税、または、ガチャガチャ→300円
◆理由
100円くらいのおやつが体の栄養にちょうどよいから100円までね。
おかあさん、おとうさんはガチャガチャに500円は高いと感じているの。だから、300円までにしようね。
4,5歳くらいまでの子どもたちは、ルールと分かっていても、我慢するのがまだまだ難しいようなので、癇癪を起したりします。
我が息子も、ほぼ毎日保育園の帰りの車で助手席のダッシュボードを思い切り蹴って怒っていました。
だから、子どもが我慢できずルールを守ることが難しそうになった時に聞いてみるのです。
『どうして、週1回にしているのだっけ?』
もしかして、お子さんは怒り心頭ですぐに答えは出てこないかもしれませんね。
そんな時は、まず、お子さんの怒りを受け入れてあげましょう。
『そっかそっか、おかしを買いたいんだよね。』
『新しいおかし楽しみだよね。』
『お店に行きたいよね。』
『おかあさんは、〇〇の気持ちわかっているつもりなんだよ。だから、結構つらいんだ。』
それでも、きっと、まだ怒っています。
ちなみに、間違ってもお子さんに謝ってはいけません。
ルールなので、守っているのに謝る必要はありませんから。
そして、言うのです。
『保育園で毎日おやつ食べているでしょ?だから、おかあさんが買ってあげるのは週1回って決めたよね。』
ほとんどのお子さんはまだ怒っていると思います。
でも、問題ありません。
癇癪を起こしている、という時点で、我慢をしなきゃいけない状況だということを、お子さんは分かっているからです。
『えらいね、我慢できているね。今日は、まっすぐお家に帰って、ご飯食べようね。』
毎日、毎日、この繰り返しだと思いますが、2、3ヶ月くらいすると反応が変わってきます。さらに、5歳過ぎになると、
『きょうは、きんようびじゃないから、おかしは買わない日だよね』
と言ってくれるようになります。だんだん我慢することがどういうことかを身体で覚えてくれます。
それでも、気分や体調が悪い時などは、怒るときもあります。そんな時は
『前よりもずっと我慢ができるようになったよね!本当にえらいよ。今日は、調子が悪いのかな?どこか痛いのかな?大丈夫?』
と言ってあげてみてはいかがでしょうか?
あと、おばあちゃん、おじいちゃんはルール適用外で!笑
子どもがルールを理解できると、自分で応用します。
『おかあさん、きょうはすいようびだけど、おかしがほしい。きんようびは買わなくていいから、きょう買ってもいいですか。』
こういう時は、できるだけ応じてあげましょう!そして、この週はこの1回で終わりにするのです。そうすると、自分で決めたルールだから、守ります。
と言いつつ、それに縛られすぎても、子どもの反応次第では、おかあさん、おとうさんの辛抱にも限界があります。
たとえば、冒頭で出した我が息子の例
『ガチャガチャしたぁぁぁぁぁい!』と泣いてわめく息子と30分格闘すると、
息子の気持ちを分かってあげる包容力も尽きて、本当にぼーーーー然としてしまいます。もう、策がない、という状況です。
息子も、もう、ルールどころではなく自分が何で怒っているのか、もはや分からない感じです。
こちらは正直ブチ切れそうになります。そんな時、私はどうしたかというと、、、
おとうさんに電話で相談しました。
残業中でまだ仕事場にいましたが、めったにないヘルプコールに出てくれました。
緊急家族会議です。
息子には、おとうさんと電話でどうするか決めてもらいました。
『きょうはがちゃがちゃをして、きんようびは何も買わない』
という結論に達した、というわけです。ここから、金曜日ルールに少し自由度を持たせました。
これ以降は、基本的にルール通りにおねだり対応ができています。
ちなみに、息子がおねだりしなければ、買い物をしない週もあります。
“おねだりは習慣化する必要がありません”からね。
ルールは、家族みんなが守ろうと思えば、だいたい守ることができます。
苦しい時は、ルールに無理がないか見直してもよいと思います。
そして、私の事例のように、にっちもさっちもいかなくなった場合の最終手段を持っておくと、なおよしですね。
いかがでしたか?
・たまたま来た買い物だし、ガチャガチャくらいだったらいいかぁ。明日も会社で早く寝たいから、早く終わらせてとっとと帰ろう!
・ここで子どもに譲ったら、一生懸命ごねれば買ってもらえる、と思われて困る。何が何でも買わずに帰るぞ!
いずれの対応も可能にできるのが“ルール”です。
いつもと違う曜日に買ったら、金曜日にはなにがなんでも買わない。
ルールを守るのは、正直大変です。
おかあさん、おとうさんには簡単かもしれませんが、子どもには難しいです。
そして、その先のルールの定着まで手を抜かない、という点がとても大切です。
というのも、せっかく作ったルールが守れない、という状況は、子どもにルールは守らなくてもいいのだ、という先入観としてしっかり植え付けられます。
そうなると、、、
先にも書いた通り、最悪、他人への思いやりが持てない大人になってしまいます。
でも、ご安心ください。
ここまでお読みくださった、おかあさん、おとうさんは、きっとルールが守れるおかあさん、おとうさんです。きっとうまくいきます!
あなたとご家族の皆さんがますます光り輝きますように。
ありがとうございました。
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