こんにちは。井上りかです。
このところ、我が息子は自分の思い通りにならないと私に頭突きをしたり叩いたり蹴ったりして暴れます。
- おもちゃ、お菓子を買ってもらえない
- 保育園のお迎えが早すぎる/遅すぎる
- 遊んでいるまっ最中に「ごはんだよー」と呼ぶとおもしろくない
自宅に限らず、出かけ先や保育園など、どこにいても、誰が見ていようとも、自分の思い通りにならないとありのままの怒りの気持ちをぶつけてくる素直な息子です。
4、5歳にもなると力もそれなりに強くて、私を叩いたり蹴ったりする息子の姿に先生も通りすがりの人たちも苦笑い、、、
あぁ、子育てって、本当に大変ですよね。
こんなにも”自分の思い通りにならならないもの”なんだと、何度も何度も苛立ったり、絶望したり、諦めたりすることばかりで、、、
私は自分をこんなに犠牲にしているのに!
最近、私は息子が生まれてからずっとずっとこのネガティブな感覚で育児をしていたことに気づかされました。
美味しく食べてもらおうと手間をかけて朝ごはん/夕ごはんを準備しても
「ごはん早すぎーーー(怒」
補充がなくて慌ててコンビニで牛乳を買うも、自分のお菓子を買ってもらえなくて
「おかあさん、ズルい!(怒」
残業がなくて早くお迎えに行ったのに
「おかあさん、お迎え早すぎーーー!(怒」
↑ほぼ毎日です。息子は、怒ると当然ながらとても非協力的になります。落ち着いて次の行動に移るまで、それなりに時間がかかります。
「こっちは貴重な時間を失うという大きな犠牲を払っているんだよ!!」
こう言いたい気持ちが喉元まで出掛かって、堪えられずに息子に言ってしまったこともあります。でも、時間を失うという概念がない息子にしてみれば”なんのこっちゃ?”なわけです。
どうしたら私は自分を犠牲にせずに育児ができるのだろうか、、、
と真剣に考えた時に気づいたのです、
子どもって思い通りにならないな、と考えている限り私は「犠牲」のままだ
ということに。
もし、あなたが
私は自分をこんなに犠牲にしているのに!
と思いながら育児をされているのだとしたら、私といっしょに自分磨きをして自分を犠牲にしない子育てをしていきませんか?
この記事を最後まで読んでいただけたら、 あなた自身を磨いていくことで、犠牲を感じることなく、お子さんを豊かに育てていけるようになります。
あなたにとって”子育て”とは何ですか?
- 家族というコミュニティを豊かに育てること
- 親である自分を育てること
- 少子化社会における社会貢献のひとつ
- 自分の老後の面倒を見てくれる人育て
- 子孫繁栄
などいろいろあると思います。私にとって子育てとは修行(自分磨き)です。
そもそも、ほんの5、6年前までは子どもを産むことを望んですらいなかったので、子どもがいる生活を想像できていなかったのです。
ですから、生まれて半年はノイローゼでしたし、保育園にあずけて働き始めても、息子と過ごす短い時間で十分に息子の気持ちに応えてあげられていたかどうか、、、
私は自分をこんなに犠牲にしているのに!
思い通りに動いてくれない息子にいつもこんな酷いことを思っていました。でも、毎回こんなにネガティブな気持ちになるので、心の底では罪の意識でした。
- 私は自分優先で生きているんだ。
- だから、息子にいつも腹が立っているんだ。
- 私はなんて心が愚かで幼稚なんだ。
もし、あなたも私のようにご自分を”犠牲”にして子育てをされているなら、次のことに気づいてください。
自分を”犠牲”にしている時間はない
私の息子は5歳ですが、この幼児期は思考力・言語・運動・芸術などの能力のベースができる大切な時期です。
- 考えたり考えをまとめる力
- 気持ちや考えを豊かなボキャブラリーで適切に表現する力
- 自分の意見を主張する、やる気を出すなどの積極性
- 社会でしなやかに生き抜いていくのに必要なコミニュケーション能力
- 規則正しい生活習慣を維持する力
これらのスキルや習慣は、幼児期の自宅や保育園/幼稚園などでの遊びや日常生活のさまざまな体験を通して発達/身についていきます。
1日中学ぶこと満載の子どもたちです。すべてが学びです。
そう、子どもが思い通りに動いてくれないからと、私たち親が自分を”犠牲”に感じている暇はありません。
自分を“犠牲”にしていると感じたら、それは自分磨きのアラーム
あなたがご自分を”犠牲”にしていると感じている時の思考はどうなっていますか?
- ご自分の思い通りにしようとしていませんか
- ご自分優先になっていませんか
必要な学びを得たり、しつけをすべきタイミングではありませんか?
子どもと揉める時って、親も子もお互いに思い通りになっていないですよね。
ということは、何か学びやしつけが必要ではないか考えてみましょう!
ルールを守る
あなたもお子さんもルールを逸脱しそうになっていませんか?
オモチャやお菓子を買うルール。帰宅後は手洗いうがいをするルール。決めた時間になったら遊ぶのをやめて帰宅するルール、、、
どういう狙いがあってそのルールを決めたのでしょうか?
ルールを理解して守ることによって信頼を得られるということ、信頼は社会の中で仲間と調和して生きていくために必要ですね。
相手の気持ちを考える
お互いに我を通そうとするあまり、相手を傷つけるようなことを言ったり、叩いたりつねったりして肉体的な痛みを与えていませんか?
- 相手は何を求めているのか
- 相手は今どんな気持ちでいるのか
まずママやパパからお子さんに聞いてみましょう。
自分の言動が相手にどういう影響を与えるのかをお子さんと一緒に考えてみると良さそうですね。
いろいろな意見、考え方があることを認める
自分はそうは思わないな、納得がいかないなと思っても、そういう考え方もあるのだということを認める。まずは、ママやパパがその姿勢を見せてあげてはいかがでしょうか。
文化や習慣を超えてたくさんの人との交流、調和しながら新しい世界を切り拓いていくために身につけておきたいマインドセットですよね。
多少難しいことでも挑む
息子のズボンの紐むすびに時間が掛かるとイラっとしたり、洗濯物をキレイにたためないからと思わず手が出る私です、、、
朝の時間がない時であれば、ズボンの紐むずび以外はママやパパがやってあげて、お子さんには心おきなく紐むすびしてもらう、不器用な畳み方でもありがたく仕舞わせてもらう、子どもの挑戦をとことんポジティブに温かく包んであげたいですね。
ママとパパのための”自分磨き”の5つのマインドセット
とにかく待とう
- 牛乳のみたい → 牛乳ください
- (食事中に汚れた手をぶらぶら)→ お手ふきください
- (大きなハンバーグをお箸でひと口に切れない)→ 切ってください
ママやパパが先回りして言ってあげたり、してあげたりしていませんか?じれったくても待つ。
そのためにも、お子さんが今できることを見極めることが大切です。ママやパパだからこそできることですね!
見えない力を伸ばそう
私は息子が心からやろうとする創造的な力を引き出すように意識しています。
5歳の息子は字の読み書きはできませんが、”ごはん”の”ご”はゴリラの”ご”、”は”ははっぱの”は”、”ん”はうんちの”ん”、そうやって字を覚えています。
子どもが興味を持ったらどんなに些細なことでもそこから最大限に世界を広げてあげる。
ママとパパもご自身の想像力を磨かないといけませんね!
五感を刺激しよう
子どもってとにかく自然が大好きです。
家族でキャンプに行くと、いつもは朝起きてYouTubeを見る息子が、おはようの次に
「おかあさん、お外に遊びに行こうよ」
と言うのです。吐く息が凍りそうな寒さの中、霜柱を踏んで大喜び。落ち葉にまみれて友だちとじゃれあって、ずっと笑っていました。
人間は自然から生まれてきたんだなぁとつくづく感じます。
叱るより褒めよう
押入れに入っていた息子が遊んでいるのかと思った私。
「遊んでないで歯みがきしてー!」と怒り口調で声をかけたところ「ちがうよ!枕を重ねているんだよ!」と、、、実は、お手伝いしてくれていたのですね。
叱るべきか、褒めるべきか、子どもの様子をちゃんと見ていないといけないな、と反省しました。
ルールは最小限にしよう
息子の人生初のルールはお菓子を買うルールです。
- お菓子を買うのは週1回
- 税抜100円まで
この2つのだけです。200円のガチャガチャをしたら翌週はお休みです。
子どもといっしょに決める!大変ですが、とにかく守る!ことが大切ですよね。
ママとパパの”自分磨き”のゴール
私たち親は、子どもの豊かな成長のために、試行錯誤して、根気よく相手と向き合い、我より相手を思いやれるように、自分を磨いて磨いて磨き上げていくのだと思っています。
子どもがそれぞれに秘めている光を
自らの力で最大限に輝かせることができるように
可能性を広げる
私たちはだれかに貢献して、その人の喜ぶ顔を見て感動した時に持てる光が輝きます。
光輝いているときにはどんなに嫌なこと、難しいことでも達成できる力が湧いてきます。
あなたのお子さんはどんなことをしているときに光輝いていますか?
まとめ
いかがでしたか?
子育てほど思い通りにならないことって、きっとないですよね。
躓いたり、葛藤したり、あぁ我慢ならない!と思うことは、これからも、自分が死ぬ時まであると思います。そんな瞬間すべてが”自分磨き”のチャンスなのかな、と思っています。
ですから、”そのうちなんとかなるさ”とやり過ごすのはなんかもったいない気がするのです。
私は自分をこんなに犠牲にしているのに!
もし、あなたが私と同じように思いながら子育てをされていたなら、ぜひ”自分磨き”だと思い直してみませんか。
実は、こんなことを言っている私もまだまだ”犠牲”感をぬぐい切れていないところがあります。
そう、”自分磨き”なのだと自然と前向きに思い直せないくらい私にとっては簡単ではないのです。だから、私にとって子育てとは修行なのです。
ママとパパが”自分磨き”をすると子どもが豊かに育っていく、って素敵ですよね!
あなたと共に”自分磨き”をしていけたら、私にとってこんなに勇気づけられることはないです。
さぁ、次の”自分磨き”のチャンスはいつ来るのかな、、、
あなたとご家族の皆さまが光で溢れますように。
ありがとうございました。
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